与沢翼さん。知っている方はこの名前を聞いたらどんなことが思い浮かぶでしょうか?
本書にも書かれていますが『秒速で1億円稼ぐ男』として派手なイメージで世に名を馳せた時に知った方も多いはず。
良い悪いイメージが分かれるかもしれません。しかし、今再び圧倒的結果を出している。それが真実。
年齢を重ねると経験からの先入観や理解ができないことで敬遠しがち。自分より歳下の方の言葉や行動など受け入れられない事も。そんな小さな事で成長を止めるのはもったいない!!どんどん学びましょう!邪魔な過去があるなら捨ててしまって。スボンジみたいな最強のおっさんを目指しましょう。

目次

こんな人におすすめ

・何か今から始めようと思っている方
・何か自分の芯(ブランド)を作りたいと思っている方
・年齢関係なくなかなか決めた事を継続できなかった方
・投資を今後考えている方
・未婚の女性
・ダイエットを考えている方(今まで成功したことがない方)

項目別評価

・おじさんへのおすすめ度 ★★★★
・読みやすさ       ★★★★
・アウトプットしやすさ  ★★☆☆☆
・コスパ         ★★★☆☆

『おじさんへのおすすめ度』
☆4つの理由としてはこの本で言われる「短期集中でブチ抜く」という点。おっさん達がこれから変わろうと思うのであれば徐々にでは遅い。人生の時間も少ないのもあるけれど、周りが変わる事への不信感・懸念がある人が多い中、その圧に耐えながらそれを続けていくのは容易ではない。狂ったように圧倒的に努力をする事で、行動で意思が伝わり、変わったら何も言われない。どの年代にも大切だが、腰の重いおっさんにはこれぐらいがちょうど良い。まさに「ブチ抜く力」は必要。

『読みやすさ』
P330あるが、6つの章に分かれており、自分が行動した事実を基に書かれているので、理解しやすく、それほど330ページは重く感じられない。

『アウトプットしやすさ』
これはビジネス書などの読書では最も重視したい場所。しかし★2つの理由は単純に簡単ではないから。それ相応の意思が必要であり、もしくは日々自分を監視する何かは必要になってくる。逆に言うとこれができなきゃブチ抜けないという事ではあるが。。。

『コスパ』
アウトプットのしやすさの評価から考えると、1,600円は高いのかもしれないが、投資などの考え方のエッセンスも書かれているので、そう考えると高くはない。




著者について

1982年生まれ 36歳 埼玉出身
『ネオヒルズ族』『秒速で1億円稼ぐ男』として一躍有名に。
2014年に法人税滞納により解散させ、無一文になり海外へ。
あいつは終わったと世間では思われていたが、海外で人知れず行動し再び70億の資産を得る。
・仮想通貨に投資し14億円の利益を上げる。
・世界中に40戸もの不動産を持つ。
・65日で22kgのダイエットに成功

本の概要

日本で2度の失敗をし、海外へ渡り3度目のチャレンジの現在。家族以外ビジネスとしては1人で今の成功を収めた、実際の結果を基にその際の考え方・行動を綴っている。多くはないが、自分の気持ちの変容の中での家族の影響や奥様のエピソードなども綴っている。お金に執着してきたからこそ見える人を見る目なども学べる一冊。

印象に残るフレーズ

「魂を売った」と思えるほどストイックに何かをやり続けたことがあるか

こちらは凄く、心にグサッときました。。。皆さんはどうですか??

収入源が会社の給与だけというのは既にゲームオーバーに近い状況

これは多くの方が言われている事ではありますが、ゲームオーバーはインパクトありますよね。会社だけに依存するリスクをこう表現されています。

何が言いたいかというと、あなたは自分だけの”作品”を持っているのか。それを過去5年10年のスパンで洗練させてきたのか、何か変化をもたらすことはできたのか。それを考えてみて欲しいということです。私自身は舞台を変えているように思えるかもしれませんが、駄作ではありつつも「与沢翼」という作品を世に知ってもらうという行動は一貫して積み上げてきています

これは分かりづらいかもしれませんが、自分という作品からは逃げられない。だったら、突き抜けるぐらい自分を楽しもうぜ!と言われているようでした。年齢がどうとか言い訳する前に今の自分これからの自分を楽しみましょう!




まとめ

与沢さんの強みはこの本の通り、ブチ抜くために圧倒的に努力(本人にとってそれを努力というかは別として)をすることです。
額が大きいのでハイリスクハイリターンでギャンブル的要素を持っていると思われがちですが、すぐに飛び込むことは少なくともこれを見る限りではありません。徹底的に徹底的に調べ自分で「納得」して飛び込むので、失敗するリスクを可能な限り低くし、自分の意思で決めたのでそこで仮に失敗しても後悔でなく学びに変えています。
多くの人は中途半端で飛び込み、失敗し、後悔をする。さらにはそこに紹介者がいればその人のせいにするというパターンも。
挙げ句の果てにやがてそれを忘れまた同じように飛び込む。この繰り返し。与沢さんもこの書で言っているように怖がりだからこそ徹底的に調べる。これは大切なことですよね。何も考えず飛び込むのは、勇気でなく(無謀)なだけです。
勝つ可能性を上げるためにここまでするかという事をやる。勝つには勝つ理由が必ずある。「誰々だから」という言い訳をつけ、学ぶこと、チャレンジすることを恐れていては何も変わりません。あなたを変えるのはあなた自身の行動でしかありません。
そんなヒントをこの本で見つけてください。