梅雨時期の雨の多い時期からどんどん症状が出てくる『水虫』以前はおじさんだけのイメージがありましたが、そんなことはなく女性にも多い。人には言えない、ましてや恋人になんて知られたくない。そんな思いをしている人も多いのではないでしょうか。水虫は感染症なので、誰でもなります。この機会に事前に水虫とはどういうものか知り、気をつけていれば、うつされる可能性は下がります。人に言えないことが増えると、心にもよくありません。ぜひ予防しましょう!

目次

水虫とは

水虫は湿気の多い日本人には馴染みのある病気。その要因は『白癬菌』というカビの一種。菌が皮膚の角質をエサに繁殖します。足のイメージが強いですが、爪や陰部、脇の下、頭、手など高温多湿になる場所にできやすい。夏場に多いですが、冬に多い種類の水虫もあります。自然治癒はできないので、必ず薬で治しましょう。完治をしないと、再発します。




症状は?

趾間型

最も多いタイプ(約70%)。高温多湿の梅雨から夏にかけて出やすく、冬場は一旦落ち着きます。主に足の指の間にできます。皮がむけたりふやけたりし、つまむと簡単にはがれます。足の指の間が切れ、別の細菌が入り二次感染を起こす可能性もある。

角質増殖型

かかとを中心に角質が厚くなり、ひび割れたり粉を吹いた様になる。ハリや潤いがなくなる症状で、主に乾燥する冬場に症状が出ます。長年放置していた水虫がこういった形になることがあります。高齢者に多い。

爪白癬

足に感染した後に、菌が爪に入るもの。爪が白く濁ったり、もろくなりボロボロと壊れていくような症状が出ます。

小水疱型

小さな水疱がいくつもできるタイプ。水疱をつぶし、さらに別のところにうつってしまうというループに陥るので、つぶしてはいけません。痒みがあるから掻いてつぶしてしまわぬようにしましょう。

感染場所

水虫にかかっている人の皮膚や爪が落ちて、それに触れて感染します。同居の家族が水虫だと、スリッパやマットなどから感染します。動物からの感染の可能性もあります。
また、家庭外ではスポーツクラブやヨガスタジオ、温泉やサウナなどの不特定多数が存在し、かつ湿気のある場所が危険です。脱衣所などが多いと言われます。

予防方法

足を綺麗に洗う

それぐらい当然と思われるかもしれませんが、足の指の間までしっかり洗ってください。そして、お風呂上りにはしっかり拭き取り乾燥させましょう。

24時間以内に綺麗に!

水虫の特徴は何と言っても、完全に感染するまでに24時間を要するということ(傷口からは12時間とも言われています)。つまり、24時間以内に綺麗にできれば感染はしません。特にスポーツジムや室内プール、ヨガ、温泉施設など行った帰りは必ず24時間以内に足を綺麗にもう一度洗いましょう。




靴は毎日別のものを履き、職場などはサンダルを!

靴はできる限り毎日違う靴を履きましょう。湿気が好きな菌です。靴を使ったら通気性のいいところで1、2日は乾燥させるのが理想です。職場などではサンダルに履き替えるとさらに良いです。

家族での共有を避ける

家族に感染者がいると一番危険です。スリッパ爪切り足拭きマットなども可能な限り分けましょう。皮膚などが落ちる床はこまめに掃除していればOK!洗濯は一緒で大丈夫です。菌は落ちますので。あまり分けることを強調すると、言えないストレスだけでなく、一番穏やかに過ごせる、家庭内で精神的に追いやられてしまうことは避けましょう。思いやりが大事です

もし水虫になってしまったら

先にもお話ししました通り、水虫は自然には治りません。
方法としては、市販の薬か皮膚科に行くことです。

市販の薬(塗り薬・スプレータイプ)

趾間型や小水疱型は市販薬で治せる可能性が高いです。まずそちらで試してみましょう。お風呂から上がって綺麗にして乾燥させた後、患部だけでなく周りもしっかり塗りましょう。治ったと思ってもすぐには止めず、一ヶ月ぐらいは塗り続けてください。また、一向に良くならなければ皮膚科に行きましょう。

皮膚科

角質増殖型、爪白癬は皮膚の奥に菌が入っている為、塗り薬では効き目がありません。その為、皮膚科でのみ薬を処方してもらいましょう。




注意点

なんども言いますが、水虫は自然治癒はできません。ひたすらうつしていってしまいます。命に関わることではないですが、必ず治しましょう。治りますし、気をつけていればかなりの確率で予防できます!

まとめ

湿気の多い国日本。そこに住む日本人には馴染みのある水虫。感染するので、かかってしまった人もその近くにいる人も気になるところ。女性は特に言いづらい病気ですから、ストレスもかかります。お互い気まずくなって、喧嘩にまで発展なんてことないように、しっかりケアをしましょう。病気を知り、ケアすれば予防はかなりできます。ストレスない楽しい生活をおくる上でもぜひ、気をつけていきましょう。