将来の不安』。仕事、お金、病気、家族など様々な不安は誰しもあります。
しかし、わかっていても何も対応策を考えておらず、そうなってから後悔する事が多いのではないでしょうか?
大きな不安要素の一つとされる、雇用は特に今の時代、明日はどうなっているかわかりません。
どんな大きな会社にいても安定は約束されませんし、公務員だって減らしていく流れはどんどん出てくる可能性はあります。
しかも、この先10年、いや5年後はAI、IOTなど様々な要因が増え、間違いなく生活が変わってきます。今以上に。
堀江貴文さんが近大の卒業式でのスピーチでも言っていた通り、10年前に今のスマホ社会を誰が想像できましたか?
どんどん時代は変わっていきます。さらに急速に。。。
そのために今注目されている『エンプロイアビリティ』の要素を知り、エンプロイアビリティを高めていく事は、雇用の不安を取り除くために、とても大事になります。
今からできる事、1日を大切に生き、なんとなく過ごすのではなく、やれる事はやっておきましょう。




目次

不安要素の順位

内閣府が平成26年度に発表した『国民生活に関する世論調査』で
将来の不安要素(下記の図参照)では『健康』大災害』社会保障』
次4位に入る『雇用状況』。
別の統計では断トツ一位になっているのもあります。
外国人労働者の受け入れ、AI、IOTなど今後予想される未来に伴い、「過去の経験」「持っている技能」が全くいかされなく、仕事がなく路頭に迷う人が多く出てくる事が予想されるます。
それぐらい雇用については今後ますます不安になってくるでしょう。


<参照:内閣府 『国民生活に関する世論調査』より>

エンプロイアビリティ(employability)とは

そんな不安要素を少しでも解決する上で注目されているのが、『エンプロイアビリティ
コンピテンシー』と並ぶ用語です。

《各辞典などから意味を調べてみました》

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典(参照:コトバンク

雇用されうる能力をいう。技術革新や産業構造の転換に伴って,変化する労働市場に対応して雇用機会を確保し,かつ雇用を継続できる能力を,個々の労働者が身につけることが重要であるとする考え方。 1999年2月ロンドンで開催された「成長と雇用に関するサミット」で注目を集め,同年4月には日経連が企業の人材育成目標として強化項目に掲げた。労働者に能力開発のための教育・訓練の機会が与えられることにより,労働者みずから将来の職業生活に積極的,自立的な展望をもつことができ,企業の側では明確な労働意欲をもった従業員を確保できる。ひいてはそれが失業者を減少させ,失業保険など社会保障コストの低減にもつながるとする。

ナビゲート ビジネス用語集(参照:こちら

個人の“雇用され得る能力”のことで、Employ(雇用する)とAbility(能力)を組み合わせた言葉。
一般に転職できるための能力を示すが、現在勤務している企業内において継続的に雇用されうる能力という側面ももつ。つまり企業内外を越えた労働市場におけるビジネスパーソンとしての価値と言い換えることができる。

Wikipedia

エンプロイアビリティとは経営学用語の一つ。企業が従業員を雇用する場合に、その従業員が持っている雇用に値する能力のこと。現代社会では産業の変化が激しいことや、終身雇用制の崩壊などで自身の地位の安泰も厳しくなっていることから、従業員は常に自身の能力を高めておいて、異動や転職などといった環境の変化にもスムーズに適応できる必要性が高まってきていることからもエンプロイアビリティというのは重要とされる事柄となっている。そのために従業員の個人は常に自身のキャリアデザインを念頭に置いた上でのエンプロイアビリティの向上のための努力が求められる。企業側にとっても従業員のエンプロイアビリティを伸ばせるような環境を整えておくと言うことで自社の労働力の向上が期待できる。

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いかがですか?私は比較的Wikipediaがわかりやすいかなと思いました。
つまり、どこでも通用し、採用してもらえる能力を身につける事
終身雇用がもはや皆無になり、冒頭でも述べたように大企業ですらどうなるかわからない世の中。
だからこそ、日々自分の能力を高め、一つの会社に依存するような状況はさけましょう。
という事。
愛する家族のため、自分の将来のため、ただただ生きるため。そのためにひたすら我慢し、くたくたで家に帰ってくる。
我慢し一社で勤め上げる。そんなサラリーマン像は今となっては年齢と共に不要とされていくだけです。
これから確実に変わりゆく生活。その中で、どうしたらよいのでしょうか。




エンプロイアビリティを高める為に


これから求められる大きな能力。と言われていても実際どうしたらよいのか。。。
とおもわれると思いますが、そんな難しい事ではないです。ご覧ください。

自分の能力を知る


<参照:ドラゴンボール>

カウンセリングをしてて一番感じるのは日本人てこれができていないと感じます。
奥ゆかしさが美徳としてきた日本人の特徴でしょう。
しかし、これからはそうはいきません。時代は変わっていきます。
自分が何に優れ、何ができるのか。何に興味があるのか。何が苦手なのか。
まずは自己理解からしっかりやることです。
その中で、自分がやりたいことのために何が必要なのか。
何が不足しているのか。
そのために何をすべきなのか。
明確にすることです。
それだけで日々の充実感は変わります。
何もない砂漠を歩くのとゴールを目指して歩いているのでは、成功する確率は圧倒的に違います。

今の場所で最高のパフォーマンスを行う

今の与えられた場所で最高の仕事をしていますか??
もうこの会社で教わる事がない、この分野では自分でも事業ができると言える程、仕事をしていますか?
事業を継続できているにはできている理由が必ずあります。一切の不満を言わず、そこで最高のパフォーマンスを行う。
それがまず一歩です。ただ闇雲に業務をこなすというのであれば、AIは疲れずやってくれます。
上司もノンストレスですしね。我々がやらなくてはいけないのは作業ではありません。
作業と言われている仕事でも、その中に問題があり、勝っている会社もあります。
考え、人の要望に応える。人間はそれを感じ取る事ができる強みがあります。
『今の場所で最大のパフォーマンスを』愚痴や不満は禁止です。
スティーブジョブズの伝説のスピーチで、
「未来に先回りして点と点をつなげることはできない。君たちにできるのは過去を振り返ってつなげることだけなんだ。だから点と点がいつか何らかのかたちでつながると信じなければならない。自分の根性、運命、人生、カルマ、何でもいい、とにかく信じることだ。信じることが全てを変えてくれる」
言葉があります。今やっていることで迷っている人などがいたら是非見てほしいです。

やる気が出る おすすめ動画・スピーチ(モチベーションを上げるスピーチ)




新しい事にも挑戦しよう

ゲームのドラゴンクエストをやった事がある人ならわかると思いますが、転職をする際、二つの能力を一定の基準まで身につけていたら上位職に変化できるというもの。
これは大きなヒント。そして“一定の基準まで身につける”というのもポイント。
なんでも手を出し、中途半端でやめてしまうのが一番無駄です。
しっかり身につけ、その上で新しい事にもチャレンジ。
そうすると自分がどんどんパワーアップしていきます!!
常に進化ですね。
100人中1位』を3つもっていたら『100万人に1人』の人間になれるという記事を見ました。
100人中1位の人間がもう一つ100人中1位をもっていれば『1万人に1人の人』
『1万人に1人』の人間が、もう一つ100人中1位を持っていれば『100万人に1人』となる。
面白い考え方ですよね。でもそう思います。さらにその人の中でその3つがイノベーションし、新たな価値を創造したら。。。
最高のアイデンティティを持ち、あらゆるところから必要とされるようになります。

<例>
工場長が突然営業部に異動。製造の事しか知らなかったが、営業を真剣にやって仕事内容、お客様の要望などを知ることができた。工場長だから、商談していてもすぐに製造内容や要望に応えられるかすぐに返事ができるようになる。お客様はレスポンスも早く、対応が良いのでその人につく。

そのほか、
経理⇨製作
経費をずっとしめていたが、実際の現場に入り何に必要で何に必要でないか理解。
使うとこには使い、絞めるところは絞める。経営者のような判断ができる製作になれる。

音楽⇨店舗運営
お客様が本当に楽しめる空間を音楽を活かして作る事ができる。

などなどプラスに考えれば様々な自分の中でイノベーションが起こります。
まさに【connecting the dots】点と点がつながる瞬間です。

まとめ

これから、日本は世界が経験した事のない超超高齢化社会に突入します。これは確実です。
そして世界はIOT化、発展途上国の成長、温暖化などの環境問題など、びっくりするほどの勢いで変わっていきます。
確実に来る未来に向けて、最高の人生を送るために今を大事に生きる事、そして未来に向けてできる事はやっておく事が大事です。
時間は有限。ぜひ、これを見てくださっている皆さんがさらなる幸せな人生へと転換できる事を祈ってます。