アドラー心理学」今日本で一番有名な心理学
といっても過言でないぐらい「嫌われる勇気」
のヒット後、日本にも馴染みが出てきました。
その「嫌われる勇気」が香里奈さん主演で
2017年1月からはフジテレビ系でドラマも
スタートします。心の時代の到来とはわかって
いたとはいえ、ドラマ化まで!10年後には
カウンセリングも日本で当たり前になって
きそうですね。いかにいいメンターをもって
いるかで、人生の幸せの感じ方が全く違って
きたり。外国人労働者の流入により、
仕事が減る日本人。AIにも追いやられるなど
予測される未来では心の健康は非常に大事に
なります。本格的に心の時代が来る前に、
そしてドラマのスタートの前にもう一度
ここでアドラーを思い出していきましょう。
「過去やトラウマは関係ない。
 人は変われる。未来も変えられる」
40代から逆転するという皆様にもぴったり
のアドラー心理学です。

目次

アドラーとは

名  前:アルフレッド・アドラー
生年月日:1870年2月7日
出身国 :オーストリア
職  業:精神科医
そのほか:フロイトやユングと並ぶ
「心理学三大巨頭」の一人

アドラー心理学とは

人間は過去の原因によって行動を決めている
のではなく、現在の目的に基づいて行動を選択
しているとする「目的論」
「人間の悩みは、全て対人関係の悩みである」
とアドラーは言った上で、それを脱却するには
⇨『自分が変わること』
⇨『勇気をもち自分が変われば未来も変わる』

<例>
・過去の大失恋から人を好きになれない。
(原因論)
⇨過去の大失恋の経験が原因ではなく、
傷つきたくない。だから人を好きにならない
という選択をしている(目的論)
⇨勇気をもって、自分が変わり行動を変えれば
未来は変わる。

①心理学の三大巨頭、フロイト、ユングとの
 違い

フロイト「精神分析学」
人間を「意識」と「無意識」に
分けて考える。
人間の行動は「無意識」の部分に
働きかける過去の経験や育った環境
などの外的要因によって決定される。
(トラウマなどもその一つ)

ユング :「分析心理学」
人間を「意識」と「無意識」に
分けて考える。(=フロイト)
人間の無意識の中には、人類全体に
共通する集合的な無意識が存在する。
「リビドー(性的欲求)では全ての
神経症の症状を説明できない」
(≠フロイト)

アドラー「個人心理学」
人間は「意識」と「無意識」の
ようには分割できない存在
(≠フロイト・ユング)
人間の行動は過去の経験や育った
環境などの外的要因によって決めら
れるのではなく、自分の目的に従って
行動を決定できる
(≠フロイト)

フロイトは過去に行動の原因を求めるが
アドラーは自分の目的に従って行動は決まる
という考え。そこに大きな違いがある。

②アドラー心理学 ポイント

*課題の分離
自分は変えられるが他人は変えられない。
*承認欲求の否定
人に褒められたいと思うと、褒められる為の
行動になり、自分の為ではない。
*目的論
人間の思考や行動はどのような目的に
向かっているのかによって変わってくる。
*劣等感
理想があるから劣等感を抱く。そして劣等感が
あるから、それを克服して理想を実現しようと
頑張る。
*認知論
人は誰しも客観的な世界ではなく、自らが意味
づけを施した主観的な世界に住んでいる
*自己決定性
人生をどう歩むかは自分の意思で選び取って
いる。つまり、自分次第で人生は変わり得る。

つまり!!
アドラー心理学は
「人は変われる」
「過去や環境は無関係。誰もが幸福になれる」
と、これから自分を変えたいと思う人の為の
心理学と言っても過言ではない。

アドラー心理学は日本人に合う?

日本人は控えめで、嫌われる事への「恐怖」も
あるが、「憧れ」ももっている。ゆえに、
アドラー心理学は日本人に突き刺さる。
ましてや時代はどんどん変わっていき、
過去の実績など不要になる。そこで、
未来を志向し目的に向かって生きることで
変われるとするアドラー心理学は今の日本人に
一番求められる心理学。

アドラー名言

『勇気と自信を持ち。そしてリラックスしている人だけが、人生の有利な面からだけでなく、困難な面からも盃を受けられる』

『重要なのは、何を与えられたかではない。与えられたものをどう使うかだ』

『私が成功したのは、劣っているという感覚に刺激されたからに他なりません』

『2匹の蛙がミルクの入った壺に落ちました。1匹は「もう終わりだ」と泣き、溺れ死ぬ覚悟をしました。しかし、もう1匹は諦めず何度も脚をばたつかせると、足が固い地面をとらえました。何が起きたか。ミルクがバターに変わったのです』

『人の行動はすべて目標によって決まる』

まとめ

アドラーは目的論をかかげ、目的によって
行動は選択され決まる。年齢もそう。
「歳をとったから」これは単なる言い訳で、
努力するのが嫌だから、傷つくのが嫌だから
そういって挑戦をしない選択をしている。
皆様はいかがですか?もちろん肉体的な衰え
もあると思います。しかし、それ以上の
努力をすれば不可能ではありません。
自分の選択です。やるかやらないか。
やりたいなら、未来を願うなら挑戦という
選択をすべき。これから激動の時代を迎える
うえで非常に大事な心理学と思います。
ぜひ、参考にし最高の明日を手に入れま
しょう!!!