腸活』ここ数年、耳にする言葉ですが、
近年の研究でも新たな腸の働きが発見され、
ますます人間にとって重要な臓器と認知されて
きています。特に40代が腸内環境の
変わり目と言われています。
いったい何がいいんだ?と思われている方。
知らなければ本当にいけません!!
ぜひ、今すぐに「腸」について学び、その効果
を最大化しましょう!!!




目次

腸について知りましょう

「腸はどういう働きをしているの?」
いざ聞かれるとすぐに答えられない方は多いの
ではないでしょうか?自分の体のこと。
これって知るだけでも全然違います。
腸とは大きく言うと、胃で消化された食べ物を
小腸が吸収。栄養を吸収した後のものを
大腸が排泄する。という働きです。
しかし、近年新しいことがどんどん発見されて
きています。
まず小腸には体内の免疫細胞の60%以上存在
腸が健康であることは病気や老化の予防に
とっても大事。近年、小腸だけでなく大腸にも
免疫機能があり、さらに大腸にすむ腸内細菌が
免疫力と大きく関係する事が分かってきました。
腸内細菌は「善玉菌」「悪玉菌」「日和見菌」
の3種。中でも「日和見菌(ひよりみきん)」
という聞きなれない菌の名前が。。。
これは優勢の細菌につく菌(人間でもいます
よね(笑))これが悪につくと大変です。
ですから、免疫力アップの為、悪玉菌を減らし
善玉菌を増やす食生活を心がける事が重要。

人が誕生するとき最初にできるのは『腸』!

我々人間が形成されていく最初にできる器官は
腸なんです。脳よりも先に出来上がります。
故に腸には様々な情報を受け取る神経細胞が
あり、脳にある神経伝達物質のほとんどが
腸にあります。腸は脳から独立して働く事が、
できる唯一の器官と言われています。
ご存知の通り、小腸は消化・吸収を担い、
大腸は便を作る。そして近年研究により
免疫機能など様々な働きも注目されています。

腸は第二の脳

腸は「第二の脳」と言われているのを聞いた
ことがありますか?
脳と腸は2000本以上の神経で繋がっています。
小腸には約1億個の神経細胞があり、脊髄の
神経細胞の数とほぼ同じなのです。
そして、大腸と脳は自律神経という神経を
介して伝達し合っています。例を挙げますと
人がテストや発表会など緊張が高まると
お腹を下したりするのは実はこういうところ
に原因があったのです。
また、こちらのサイトにも多く出てくる
精神を安定させる働きのある幸せホルモン
『セロトニン』の95%が腸で作られる
言われています。

腸内細菌の数

全身の免疫細胞の大部分は腸にある

腸は食事をするたびに食べ物やウイルス
腸内に入ってきたものを免疫細胞が認識
免疫細胞が腸内に入ってきたものが
「自分の体のもの(自己)」か
「自分のからだではないもの(非自己)」
かを判断。無害なものは受け入れ、
有害な場合は免疫細胞が攻撃。
侵入してきたものの特徴をしっかり記憶し、
一度侵入してきたものを決して忘れない。
腸はいつも私たちの知らないところで
戦ってくれているのです。




腸内バランスが崩れると。。。

肌の状態が悪くなる

①腸内環境が悪くなると、免疫力も下がる。
つまり肌の免疫力も落ちる。
②皮膚の健康に影響するビタミンBが
しっかり合成しなくなり不足する為。
③活性酸素が過剰になり、皮脂を酸化させ
肌を傷つける。
そういった事が起こります。

ストレス耐性が落ちる

腸に病原菌が感染すると、ストレスに敏感に
なるということが近年わかってきました。
これを「脳腸相関」といいます。ここで再び
幸福ホルモン「セロトニンが関係してきます
セロトニンには不安やストレスを抑え、
幸せな気分をもたらす働きがあります。
副交感神経に影響する「セロトニン」の
95%は腸で作られ、脳で作られるのはわずか
5%。腸が元気になると不快な症状が軽減され、
ストレス耐性も上がると言われています。

病気にかかりやすくなる

腸内環境が悪くなり、悪玉物質が腸内から
吸収され血中に入り、全身をめぐる為
*動脈硬化
*糖尿病
*肝臓ガン
*花粉症
*ヒドい口臭
やもちろん、大腸がん、ストレス耐性が
落ちる事で、うつ病などにもかかりやすく
なると言われています。

免疫力が落ちる

先にも述べましたが、免疫細胞の大部分がある
腸。ですので、もちろん腸内環境が悪くなると
免疫力の低下を引き起こす可能性があります。
免疫力が落ちる事により、細菌やウィルスへの
抵抗力が低下し、アレルギー源が体内に入り
やすくなります。
風邪をひきやすくなる。よく出る症状では、
口内炎。よく口内炎ができるようであれば
腸内環境が悪い可能性があります。

肥満になりやすくなる

腸内環境が悪くなり、悪玉菌が腸内で増殖
すると、血中に入り、肥満や糖尿病の原因
になると言われています。代謝が落ちるので
もちろん肥満につながるという事は一目瞭然
でしょう。

腸活の方法

規則正しい生活

これはどんなことにも共通しますが、
食事をしっかりとり、夜もしっかり睡眠を
とる。そしてストレスを溜めない。
人の体はそういった生活リズムがベースで
出来上がっているのです。




水をしっかり飲む

朝起きてすぐに水を飲むことで、腸が刺激されて
活発になります。これはすっきり目覚める上でも
効果的です。

オイルを飲む

空腹時に大さじ1〜2杯程度のオイルを一気に
摂ると消化・吸収しきれない油が大腸まで届き、
便をまとまりやすくし、すべりもよくし、結果
便秘解消、美肌、腸内環境も良くなる効果が
見込まれる。
一番お勧めなのは、オリーブオイル
どうせ摂るなら体にいいオレイン酸を多く含む
オリーブオイルはお勧め。その他、亜麻仁オイル
エゴマオイル、ココナッツオイルなど。
便秘は悪玉菌増殖につながります。ぜひお勧め。

乳酸菌、ビフィズス菌を摂る

これは皆さんもご存知でしょう。
このどちらも善玉菌と呼ばれるのは、糖を餌にし
酸を作り、悪玉菌が住みにくい環境を作る為です。
ヨーグルトや発酵食品に入っている乳酸菌。
乳酸菌は我々の大腸にすみついて、腸表面の
細胞の栄養分や免疫活性にもつながる乳酸を
作り出す。乳酸菌は食べても約一ヶ月で体外に
排出されるため、日々の食生活で取り入れる
事は大事となる。
乳酸菌の中でも植物性乳酸菌が注目されている。
それは栄養価の低い厳しい環境で育った菌なので
消化液にも耐え、生きて腸まで届くものが多い
と考えられているからです。
お漬物や納豆、味噌などこちらを多く含みます。
最近では飲む発酵野菜など販売されているので
手軽に美味しく摂れます。
またビヒィズス菌は腸内細菌の中で唯一、酢酸を
作る菌。酢酸には強い殺菌効果や腸の粘膜を
保護する働きがある。そしてビフィズス菌は
大腸の環境を好む為、乳酸菌の働きずらい腸の
奥で活躍ができる菌です。

*ヨーグルトを食べる時間
ヨーグルトは乳酸菌が胃酸でやられてしまう
可能性があるので、胃酸の弱まった食後が
オススメです。

まとめ

腸を学んでいくといかに腸が大事と今あちこちで
騒がれている理由がわかります。特に40代は
腸内環境が変化するタイミングですので、ぜひ
こちらを参考に意識して、元気で美しく楽しい
生活をしましょう。意識するだけで全く変わり
ますよ。40代からさらに最高の人生にする為に
体のケアも忘れずに。