サンクチュアリ』日本を代表する心震わせる漫画といっても過言ではない。数多くの経営者・著名人がオススメするだけあります。その名言をまとめた第三弾!!是非、名言から名シーンを思い出し、モチベーションをあげてください。見ていない人でもオススメです。

目次

『サンクチュアリ』とは

原作:史村翔
作画:池上遼一
発行:ビックコミックスペリオール(小学館)
時期:1990年12月〜(単行本初版)

ストーリー

カンボジアの戦乱の中、両親を亡くし、ただひたすら生きる為に逃げ歩き生き残った2人の主人公「北条彰」と「浅見千秋」。彼ら二人が日本に戻り、腐敗した日本を表と裏の世界から変えていこうと【ジャンケン】で役割を決める。そこから互いにのし上がり、日本に変化をもたらす。

名言1〜5

『サンクチュアリ』名言(No1)モチベーションを上げたい時のオススメ必読漫画
『サンクチュアリ』名言(No2)モチベーションを上げるオススメ必読漫画
『サンクチュアリ』名言(No3)モチベーションを上げるオススメ必読漫画!
『サンクチュアリ』名言(No4)モチベーションを上げたい時のオススメ必読漫画!
『サンクチュアリ』名言(No5)モチベーションを上げるオススメ必読漫画!




心を震わす名言

『。。。期待していい。。。』

浅見千秋(コミック7巻

尾崎刑事が立場関係なく、北条と浅見の関係とやっていることに賛同し「あなた方二人をみていますよ」という言葉に対しての浅見の一言。言葉は短いですが、この一言に込められた思いは大きい。

現実的にこの言葉を男として本気で言えたらカッコイイですし、人に安心感を与えます。こういうヒーローが今いないのかもしれません。それぞれの場所で皆さんがそういう存在になりましょう。意志の強さに裏打ちされれば、本当に本当に重みのある言葉となります。

『人の上に立つ人間。。。それも、極道という組織の中で昇っていく人間の凄さが解る。。。』

村田(コミック7巻

これは名言というより、名シーンの方かもしれません。銃で撃たれ生死をさまよい、ようやく意識を取り戻したばかりの北条。まだ傷口もふさがらず、歩行も禁止の中、銃で自分や渡海らを射たれた落とし前を神戸山王会につけに行く。自分がどんな状況であれ、自分が行かなければならない時は自分が行く。誰かにやらせるなんてことはしてはいけない。それがトップの姿。そういうものだと村田は田代に伝えた一言。トップが震撼する漫画という所以がわかるシーンです。

いざという時に自分で手を下さない人間ほど怖くない人間はいません。トップは常に刀を磨き、いざという時に使うもの。それがどんなに体調が崩れていようが、背負っているものが違います。人を雇う、部下を持つという事はそういう事ではないでしょうか。背中で・行動で語る美学。いつまでも残していきたいものです。

『老いは本能的に‘守り”に向かう。 そして、守りは必ずや破綻を生む。守りに入った人間に脅威はない!』

北条彰(コミック7巻

神戸山王会に落とし前をつけに行った北条が山王会緒方総長に言いはなった言葉。「老い」という人にはいつか必ず当てはまる形容詞。トップの世界で生きている人間にとっては通常以上にその老いが組織の存亡にも関わってくる。どこかで老いを感じ自分で動かなくなった緒方に伝え、この言葉がもとになり緒方は引退を決意する。

「老い」。ここでの老いはけっして歳をとったからという意味ではありません。「老い」=「自分で動かなくなった」という図式が成り立ったからです。矢沢永吉さんのようにいつまでも若々しくチャレンジ精神を持って生きれば、むしろ20代の人より若く感じられるでしょう。超高齢化社会の日本はここを気をつけていかねばならないでしょう。

『去るも器量、継ぐも器量。。。そして、守り切るのもまた器量!』

市島陽介(裏の世界を仕切る黒幕 コミック8巻

山王会総長 緒方が引退の挨拶に来た時に市島が返した答え。どこでどういう幕を引くのか、老いに対して素直に引くか、いやまだまだと若い人間に負けず守り切るのも器量であると緒方に伝えるシーン。

誰しも訪れる引退という時。ここで素直に後継に委ねるか、最後まで立場を守り切るか。それは自分の判断。もちろん組織の害になってはいけないので、しがみつくという事ではない。どういう選択をするにせよ、男の器が問われる。大事なのは自分本位でない事。最後の判断を間違えぬよう日々人間としての器を大きくしていきたいものです。

『政治家っていうのはいざとなったら、頭から糞水ひっかぶる覚悟が必要なんだ!
お前にその度量があるか!?政権という席(ポスト)をただの甘い席と思うんじゃない!!』

民自党幹事長 伊佐岡(コミック8巻

この物語では悪役のイメージが強いが、政治という世界でトップを張る事の手腕や胆力など、要所に出しています。そこの部分は主役二人をより引き立て、この漫画を面白くしている部分です。政権を担うというのは綺麗事ではないと、自分の席を安易に奪おうとする政治家に対していった言葉。このセリフの前に言った言葉も素晴らしいので見てください。

「近い将来、必ずや世界的な不況の嵐に日本も巻き込まれる!その中でお前に何ができる!?日本という国家、日本という民族を存続させる明確な意思、方針を持っているのか!?政権を握るものとして、この日本を導いていく強固な自信、理念があるのか!?わしなら国民に対し、胸を張ってこう言う。貧乏人は麦を喰え!米が喰いたきゃ努力しろ!」

意志・理念・自信・覚悟。企業にとって絶対に必要なキーワードがここには散りばめられています。結局はここに行き着きます。社会に対して何ができるのかの理念・意思。それを実行する自信と覚悟。ここに企業の本質が詰まっているからです。あなたの会社の理念・方針は?それを続けていく覚悟と自信はありますか?そしてそれを共有できている仲間は何人いますか?そこが企業を骨太にする部分です。むしろそこさえしっかりしていれば、どんな状況にもフレキシブルに対応できるはずです。




『頭に立ったこれからが、俺の汚れる時なんですよ!』

北条彰(コミック8巻

神戸山王会の東京での暴れぶりに、自ら5千人の部下を引き連れ神戸に行き、山王会新総長伊吹に詰め寄った時の一言。北条がトップとしての意思を表した強い一言。いざという時、決断できるのはトップだけなのです。汚れても輝けるのがトップ。自分の体裁なんかよりも会社の理念や方針が大事ということを表しています。

ケツを拭かないトップや上司、政治家には是非聞いてほしい一言ですね。上記の通り、いざという時に決断ができるのがトップであり上司。それを部下のせいにしていたら、誰が付いて行きますか?田中角栄の言葉にあるように「手柄はすべて連中に与えてやればいい。ドロは当方がかぶる。名指しで批判はするな。叱るときはサシのときにしろ。ほめるときは 大勢の前でほめてやれ」これが上の上たる所以です。ぜひ、そういう上司でトップでありましょう。

『俺たちがカンボジアから帰って、初めて日本人を見た時、希望が見えなかった。日本人に希望が見えなかったんだ。
何が欠けているのか、何が必要なのか。。。』
『生きた人間を創る!!それが二人が出した結論だ!!』

浅見千秋(コミック9巻

北条が極道の組織改革をどんどん進め、浅見は政治を変えようと動き、それが徐々に明確になってくる。しかし、最終的な絵は誰もわかっていない。そんな二人に何がしたいのかと尾崎刑事が浅見に聞いた時の浅見の答え。二人の明確な目的が現れた一言。活気ある強い日本。意思を持ち生き生きと活躍する日本人を創ることが今の日本に大事だと示した。

ぐさっとくる一言ですね。自分はどうなのかと。とても20年前の本とは思えません。今の日本がもう一度最前線に戻る上で必要なことを説いています。元気な東南アジアの国など行くと感じます。若々しく活気があります。その光景にある意味恐怖すら感じてしまうぐらいの差を。超高齢化社会は確実に来ています。そんな中これからの日本が落ちていかぬようにするにはここをやることが急務ではないでしょうか。しょうもない事で国会の時間を費やしている暇はないのでは??

『あいつらが死んだ時、笑う奴100人より、泣く奴100人が周りにいる。。。そういう人間にしたいんだよ。。。』

北条彰(コミック9巻

極道再編において、組員達に勉強やスポーツをさせる北条に対して、北条の側近である田代が「奴らをどうしたいのか?」と北条に聞いた問いに対する一言。生まれてきた意味を感じさせ、恨まれて生きるよりも堂々と生き、最後にはみんなが泣いてくれるような人生にしてやりたい。と考えている北条の言葉。

部下は会社の奴隷ではありません。彼らの人生をどうよくしてあげるのか、仮に違う会社に行ってもしっかりとした社会人となれるように教育をしていくのが会社。自分の会社の為だけに人を使うようにはなってはいけません。彼らにとって何が大事なのか。真剣に考えてくれる企業に人材は集まります。

『信じろ!お前が好きになった男だ!俺を信じろ!』

北条彰(コミック9巻

伊佐岡に呼ばれた北条と副署長石原杏子。不安に足が震える石原に北条が言った言葉。

いろんな言葉はいりません。この一言だけ言われたらどれだけ救われるでしょうか。いざという時使いたいですね。

『もし浅見があなたの条件に尾を振るような男なら。。俺も浅見もカンボジアから生きて還ってはこれなかった。。』
『一度権力の軍門に下った人間はそこで自分の強さと意思を失う。。例え20年かかっても自分の意志で生き。。築き上げる。。それが聖域(サンクチュアリ)だ』

北条彰 浅見千秋(コミック9巻

伊佐岡幹事長に「北条との黒い関係をマスコミにリークする。それが嫌なら、主要ポストを用意するから10年行動を起こすを待ちなさい」と詰め寄られた時の二人の言葉。自分たちの意志を捨て、ただただ犬になり自分たちの意志に反する事をやるぐらいなら時間が倍かかろうが意志を持って生きたいと伝えた言葉。

組織の中でなかなかないシーンかもしれませんが、もし自分がいわゆるブラック企業などにいて自分の意志に反する事をやらなくてはいけなくなる時に考えて欲しい言葉。生活はもちろんあるが、やってはいけない事をやってまで生きるのか?そうではないだろ。と訴える一言。だからこそ、いつなんどきどうなってもいいように自立して生きていく強さを持つ事が大事。依存して生きているから、そういう答えが出てきてしまう。一人一人が強くなっていかねばなりません。

『要はお前が北条を好きか嫌いか。。それだけなんだよ!』

伊吹英明(コミック9巻

浅見と北条の関係を初めて知った渡海。その二人がやろうとしている事が見えず戸惑っている渡海に対して伊吹が言った一言。

この言葉は簡単なようですごくこれからを生きる上での本質をついています。大事なのは自分がどう思うかなんです。仕事を選ぶ上でも。その仕事が好きかどうか。その人が好きかどうか。周りがどうこう関係ないんです。迷った時はそこを基準とすれば、自分にとって後悔しない生き方という基準において間違いはないはずです。




まとめ

今回も熱すぎる言葉が並びましたね。こういう生き方をしたいと思えるものを読むとモチベーションは上がります。
同じようになれるなれないではなく、なりたいかどうか。
そこを基準とすれば、この言葉たちの意味がもっともっと自分にいかされると思います。
人間ですからモチベーションの落ちる時もあります。
是非そういう時にひらいてみてください。
私もいつか「サンクチュアリ」トークを武井壮さんや高橋歩さんらと飲みながら朝まで語ってみたい。。
叶うまで頑張ります!!